rise・ライズ〜焼鳥屋の日常〜その１

私のおばあちゃんは92歳

只今、某施設在住

昔は、トラブルメーカーだったおばあちゃん

そのトラブルも
住み慣れた街を離れ

１人は独身のまま側に居たが
５人の子供は独立し
それぞれの家庭で忙しい子供達に
かまって貰いたい一心からきてると
ずっと感じてた

おっちゃんが死んで

施設に入ったおばあちゃんは

小さくて　可愛くなった(*^_^*)

悪口ばかり言ってた　自分の子供達を
今は、誉めてばかり

「私の子供は、みんな良い子ばっかり」

おっちゃんが死んだ事が、理解出来ていないおばあちゃん
自分が何故施設に入っているか分からない

子供達は、会いに行かない
会いに行けないのかも知れやんけど

もし、おばあちゃんが明日死んだら
後悔せえへん？
「もっと、会いに行っとけば良かった」っていう後悔は
取り返し付けへんよ

おばあちゃんが住んでた長家を引き払う為
必死で片付けてる母ちゃんに

「早く帰らんと、あそこに私が居てやんと皆来れやんからな。皆が集まるために早く帰るわ。今度は、トモさん（母ちゃん）と一緒に住むから大丈夫。」と、元気をアピールするおばあちゃん

その横で
連れて帰れない事に涙ぐむ母ちゃん

そんなん言われたら辛いけど

言葉を探して困るけど

仕事に　店の事に　娘ちゃんの事　家庭に　PTAに
自分の時間は　　全く無いけど


それでも、出来るだけ時間を作って

おばあちゃんに会いに行こう