rise・ライズ〜焼鳥屋の日常〜その１

朝、店主母と娘ちゃんと三人で居る時
店主母が「おリンさんみたいになったら嫌やな～。」と言った。
突然の事で『？』と思い、聞き直すと
「あんたのおばあちゃんやして。おリンさんみたいに、孫の顔見て「あんた誰よ。」って言う様になったら嫌やなと思って。そんなんになりたくてないわ。」

私。凄く傷付いたんやけど…。
他の人は、嫌な気持ちになれへんのかな？
私がナイーブなだけ？気にしすぎ？

娘ちゃんが生理痛で苦しんでるの見て
「明美ちゃん（私）みたいに、生理痛キツかったら困るな。」とか、娘ちゃんの鼻炎で「明美ちゃんみたいに、鼻グチュグチュで嫌やな。」とか、好きでなったんじゃないし、本人が一番辛いのに、名指しで言われ続けて、娘ちゃんの悪いところは全部私の遺伝子で、娘ちゃんは可哀想なんや…私のせいなんやってノイローゼになりそうになった時があった。

今日の、おばあちゃんの話しは
どうしても許せなくて、いつもは店主を殴って納めるけど、娘ちゃんが登校して二人になった時に、

私「さっき、おリンさんみたいになったら嫌やなって言われたの、凄く傷付きました。あんな事言われたら嫌じゃないですか？」

店主母「私は、ほんまに嫌やから言うただけ。そんな事で責められるなんて思わへんかったわ。」

責めてるんじゃない
自分は嫌じゃないか聞いただけ

駄目だコリャと心で叫びながら

私「おばあちゃんは好きでボケたんじゃないし、心で思ってても悪気が無くても、名指しで言う事じゃないですよ。お義母さんも「お義母さんみたいに、耳聞こえへんかったら嫌やな。」って、言われたら傷付きませんか？」

店主母は、アタフタしながら「そりゃ嫌やな。」
と、言った。

超気まずい空気

店主母の中では、自分の言った事で私が傷付いた話しでは無くて、本日『明美ちゃんに責められた。』って脳内変換されて日記に書かれるんやろな。


会いに行くと、一生懸命思い出そうとするおばあちゃん。
時々は、思い出してくれた。

私。
おばあちゃんに忘れられて悲しかったけど
おばあちゃんは、ボケたまま逝って
幸せやったと思う。
母ちゃん（私の母）の事を、ずっと会いたかった自分の母親と思って逝ったんやから。


忘れる事が、全て悪い事じゃないって思います。  

店主と、大阪までお酒の仕入れ。

焼酎
少し増えた


店主が、ずっと飲みたかった日本酒。
やっと手に入れる。

店主が酒屋さんに入って、私は車で待ってたんやけど、店主が二時間近く出てこない。

もしかしたら、私の存在をお忘れかしら？

店主は、酒屋さんの店主さんと
お酒の出し方、料理との合わせ方等々
お互い熱く語り合ってた…、いや、色々教えてもらったらしい。

そちらの店主さんは、お酒から器までプロデュースするらしい。

店主、凄く面白い話しが聞けた！って、帰りブツブツ言うてた(;^_^A

今度、新しい焼酎の試飲させてもらえるから
楽しみです( ´艸｀)